BLOG
いりそ写真館オフィシャルブログ
【写真を焼く】って今は余り言わなくなってきました。
2016/1/19 Category:日々の出来事 趣味 ブログ
【かなり難しい&長いです】
最初に、この文章はあくまで個人の感想なので
間違っていたりしても責任は負えません
みなさん写真をプリントする時に
「写真を焼いといて」って言いませんか?
多分今は使わない人たちが多いと思います
逆に若い子達は写真を焼く??
って事になりかねないですね
まあ大体使うのはプリントだとしても
「写真印刷しといて」
これが多くなってきていると感じます
私がこの業界に入った頃は(実際今もそうですが)
「写真を焼いておいて」
を普通に使います
昔ネガフィルムが全盛だった頃
モノクロ現像ですと
(カラーのプリントは機械じゃないと難しかった)
①モノクロネガから露光をかけて
②印画紙(写真用紙)に光を当てる(紙に焼く)
③現像液(紙に露光かかった場所が黒くなる)
④停止液(現像液に浸すとどんどん黒くなるのでその進行を止める)
⑤定着液(停止液に入れただけだとすぐに色が変わってくるので、その黒で表現したグラデーションを定着液で長持ちさせる)
モノクロ写真はネガの濃い所と薄い所に露光をかけたら
◯ネガの濃い部分は光を通しにくいので光が少ししか届かない
◯ネガの薄い部分は光が通りやすいので光が沢山当たる
ネガを通して印画紙に露光をかけて
その光の当たった時間が多いと濃くなり少ないと薄くなる
その結果画像濃淡で浮かびあがる
写真は光で焼き込むものだったんですね
写真を焼増しておいてという「焼き増し」
これも印画紙に焼いて(焼き)増やす(増す)から入りました
だから印刷という言葉に最初は違和感ありました…
印刷って写真とは違う分野でそれと一緒にするの?って最初は思いました
印刷は本やチラシ、パンフレットなどが印刷物と一般的に言われています
今はインクジェットプリンターやFAXやコピー機の発達で
写真画質と遜色無いくらいにまでになってきました。
そして今普及している家庭用プリンターやコンビニなどで
簡単に複製できる時代になりました。
もちろん銀塩写真は今でも残っていますよね
でもプリント方法が時代とともに多様化してきて
そして言葉もその変化によって変わってきているんです。
ブロブを書いてみて
焼くという言葉が使われなくなってきた意味が
自分自身よくわかりました
いりそ写真館
いりそ写真館は狭山市を中心に入間市、所沢市や飯能市、川越市と色々なお客様にご利用頂いています。撮影だけでなく、イベントも開催していますので是非遊びに来て下さいね
Warning: Undefined variable $required_text in /home/xs784919/iriso.org/public_html/wp-content/themes/iriso/comments.php on line 38